そこは、強く否定してほしかった ~20代と年金~
以前、年金事務所で順番待ちをしていた時のことです。
(おそらく保険料の督促を受けたらしい)中年男性が、「…だから、俺らが年取った頃には、もう年金もらえなくなるんじゃないの~」と言い、カウンター越しに対応していた職員が、「いや~、それを言っちゃったら…」と応じていたのですが…
そこは強く否定してほしかった…!
何故なら、国の威信にかけて、今更、年金無しってコトにはできないから…っ!
国民年金の財源は以前1/3が国庫からでしたが、今は、1/2に引き上げられています。
つまり、保険料で足りなくなった分を税金で埋めて行ってるのです。
たとえ年金制度に不信感を持っていても、数十年先の未来を思えば、民間の保険より、はるかに安全といえます。
20代ならば、①受取額そのものを減らさないようにする→②余裕があれば、無理しない程度に上乗せを考えてみる…が、王道ではないでしょうか。
① 二十歳時点で学生の場合、可能なら親に保険料を払ってもらう。
未納の期間をできるだけ作らない。
健康を損なって働けない、シングルマザーで生活が苦しい…などの時は、保険料免
除の申請が通れば、全額免除(保険料を全く払っていない)期間であっても、国庫
から出ている分(1/2)は将来、年金として支給されることに。
② 厚生年金に加入している20代の会社員は、今のところ、遠い将来もらう年金の上乗
せより、近い将来に備えて、貯蓄が〇!
生活にあまり余裕がないけど、国民年金だけだと不安な人は、付加保険料で少し
増額できる。
国民年金保険料に一月400円の付加保険料を足して払い込み→→200円×付加保険料
を払った月数 の金額が、毎年の年金支給額に加算される(支払った付加保険料
は2年で回収)。申し込みは年金事務所以外に、市区町村窓口でもできる。
例)10年間(12月×10=120月)付加保険料を払うと 400×120=48000円
毎年、国民年金の他に付加年金として 200×120=24000円受け取る
オリーブの花
日々の暮らしの中に、ちょっと良いことがありますように…