雪月風花

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1秒で わかる iDeCo 必勝法 ~30-40代と年金~

そんな訳ありません。

1秒でわかるなんて、「合否」「当落」の結果通知を見る時くらいのものです。

給与振込額の確認だって、「いつもくらい…?」と認識するまでに、2~3秒はかかります。

ましてや、”投資”に”絶対”はないので、”必勝法”はありません。

…失礼しました。最近、多いですね、こういうタイトル。

金融系の展示会に行った後は、ほぼ連日、このようなタイトルでメールが来ます。

『誰でもなれる時給◯百万円生活』『小学生でも分かるFXの基本』『1日1分で投資の達人』……。

安易に手に入る、大量の”データ”と”夢”を、自分で取捨選択しなければいけない時代なのですね。

 

iDeCo(個人型確定拠出型年金)は、自分で掛金を決めて金融商品を買う、”投資”です。高いリターンを狙ってハイリスクを取る”投機”ではありません。

 

掛金は、月々5000円から1000円単位で決められます。掛金上限額は、職種などにより違いますが、ある意味、老後に受け取る年金額の不足分を補うような設定になっています。

例えば、国民年金からもらう基礎年金の他に、企業年金もつく会社員や、共済年金をもらえる公務員は、上限額が一番低くて、月1万2千円まで。

国民年金以外は、自助努力しかない自営業は、上限額が一番高くて、月6万8千円までです。

専業主婦(夫)も、月2万3千円まで掛けられます。

 

”投資”なので、運用しなければなりませんが、低金利でもよければ「定期預金」も金融商品の一つとして選べます。

投資信託で運用する場合、信託報酬等の手数料がかかります。金融商品に詳しくなければ、手数料の安いものの中から選ぶのが無難です。

 

どのあたりが”年金”かというと、原則途中解約ができず、60歳以降でないと受け取れないところでしょうか。

ただし、掛金払うのを休止、再開するのは、いつでも自由です。

 

最大のメリットは、税金の優遇です。

① 所得税・住民税を払っている人ならば、積立額に応じて税金が軽減される

② 運用で利益が出ても、課税されない

③ 月々の年金か、一時金か、受け取り方が選べるが、どちらでも一定額まで非課税

 

始めることを決意したら…

銀行や証券会社に置いてある iDeCo のチラシをもらってくる(ネット証券なら検索) → 手数料や、扱っている金融商品などを比べて、どこにするか決める

→ 電話をかけたり(iDeCo専用フリーダイアルを設けているネット証券もある)、窓口へ行く

→ それは丁寧に、あなたにカスタマイズして、説明してくれる(はず)

 

もし、投資に気が進まなくて…でも老後資金が心配で…コツコツと貯めて行こう!と、本気で思うなら、iDeCoで毎月5000円全額定期預金…でもよいのでは、とも思います。

物価上昇率より低ければ、実質的に目減りする」などと言っても、自分で普通預金にコツコツ貯めるより、少なくとも、利息にかかる2割の税金分はお得です。

 

日々の暮らしの中に、ちょっと良いことがありますように…

 

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レタスの捨てるか迷う、外側の葉を千切りにしたサラダ(^^;