TO SAVE, OR NOT TO SAVE : THAT IS THE QUESTION
ファイナンシャル・プランニングの際、現状の生活を数十年先まで続けた場合の、家計の支出入と資産を想定しながらキャッシュフロー表を作成します。
もし将来的に問題があれば、改善策に沿って、新たなキャッシュフロー表を作成して提案します。
キャッシュフロー表の費目は、必ずこれでなければならないという決まりはありませんが、支出の部には、<基本生活費><住居関連費><通信・交通費><教養娯楽費><保険料・税金><その他の支出><一時的な支出>の費目があります。
基本生活費の中に、通信費等、光熱費、教養娯楽費まで含める場合もあります。
このうちの基本生活費の縮小は、必要があれば「年間合計額の◯割削減する」という形で改善プランに盛り込みます。大抵「1割」、多くても「2割」です。
FP同士でも、よく「(自分の)基本生活費を落とすのは難しい!」という話題になりますが、痛みを伴うものなので、他で削減できれば、あまり提案したくない…というのが正直なところです(>_<)
…が、あえて今月~来月は、基本生活費の縮小について考えてみたいと思います。
(通信費等、光熱費、教養娯楽費は来月の予定で、今月はそれらを除いたもの)
今回は、そのうち、≪食費≫です。
(食費のうち、お酒に関しましては、次々回辺りに別枠で…)
考えられる具体案としては……
1)外食の回数を減らす ←外食が多ければ効果的
2)水を買わない、自販機のペット飲料・コンビニのコーヒーなどの習慣を止める
3)食品の廃棄を減らす ←生協に加入して計画的に購入していた時と、スーパーが近くて冷蔵庫内のストックが少ない時は、廃棄が少なかった記憶が…
4)値引き品を買う ←痛み具合にはご注意を!
食費まで節約しなければならない時、1)~3)は有効ですが、それ以上の食費削減策は、無理しなくてもよいと思います。
レタスの、捨てるか迷う部分を細かく刻んでサラダに混ぜたり(ドレッシングが絡んで結構おいしい)、小口切りにした長ネギの青い部分を、だし巻き卵に混ぜたり(ごま油で炒めて入れると香ばしい)…は、倹約気分を味わえますが、実際、そう節約になるものではありません。
食べ物は、健康を支えるものです。生きる活力になり、楽しみとなり、時にコミュニケーション・ツールにもなります。
むやみに削減を考えるより、栄養バランスを考えて(これもストレスにならない程度に考えるくらいでOK)、健康第一で食生活を楽しんだ方が、かえって長い目で見ると病気のリスクを減らし、医療費を抑えることにつながると思います。
たまには、少しずつ色々なものが味わえる幸せを…
自分のために自分でこれだけ作るの、大変なので(^^;
日々の暮らしの中に、ちょっと良いことがありますように…