移り行くのは車窓風景ではなく…
~FP(ファイナンシャル・プランナー)雑記帳~
以前、処分を頼まれた本を一冊、地域のコミュニティセンターの本棚に置きに行った時のことです。
『◯◯の経営改革』(←正確ではありません)のようなタイトルで、◯◯には有名外資企業名が入ります。
本棚を物色していた年配男性が、私が本を棚に置いた途端、背後で「フンッッ」と大きな鼻息で笑って出ていきました。
当時その企業は、問題を起こして甘い経営を非難され、業績も低迷中。
その本はもちろん、その数年前、業績絶好調の時に出版されたものでした。
…違う‼ 私じゃない、買ったのは~…! ←心の叫び。
そんなこんなで(?)、教養娯楽費–––カルチャーセンターや習い事、資格取得のためのスクール、スポーツクラブの会費、新聞購読費、旅行や、ちょっとしたお出かけ、趣味にかける費用、等々。
冒頭の、書籍代も ここに含まれます。
(教養 ≠ 教育なので、子供の教育費については、いずれそのうち…)
生きていくのに不可欠な衣食住の費用に比べて、最低限生活していくためには割愛できるものなのかもしれませんが、やりすぎると「何のために生きてるの?」ということにもなりかねません…が、先月と今月、≪基本生活費の削減≫をテーマにしたので、あえて考えてみます。
(実は、2ヶ月続きにしたことを、めちゃくちゃ後悔してます💦
風に舞い散る木の葉を眺める季節に、ずっと節約について考えてて、寂しさひとしお…)
この費目を削減する必要に迫られた場合は、ズバリ≪選択と集中≫でしょう。
1)本当にやりたい事だけを残す
スクール系は、趣味を同じくする友人が出来るのも魅力で、なかなか止める踏ん切りがつきません。
しかし、一度始めると、毎月会費が継続するので、複数所属するのは結構な出費になります。
通い続けることによって、自分自身の心や身体に与える、総合的なベネフィットを考えて優先順位をつけ、本当にやりたい事だけを残すのが良いと思います。
レジャーの出費も、どうしても行きたい所で思い切り楽しむために、ちょこちょことした遊びを減らす等、緩急つけるのもアリでしょう。
2)ずっと大切にしたいものだけに お金をかける
話題の新刊を、どうしても今、購入して読みたいですか?
気になる作家の、まだ読んでいない作品が図書館に沢山置かれているのでは?
経営に関するビジネス書に至っては、数年後には陳腐化しているものも多いので、いっそのこと、図書館で数年前~昔に書かれた本をめくって、「なるほど!」と思ったものを借りた方が、案外、真髄が書かれているのかもしれませんね。
書籍を例に挙げましたが、趣味や好きなものでも、衝動買いを避けるだけで、結構、節約になりますし、ゆくゆく処分する手間も省くことができます。
ちなみに、長年取っていた新聞を、思い切って今月からやめました。他紙に切り替えたわけではなく、新聞購読というライフスタイルそのものを変えました。
ニュースは毎日テレビで見るだけではなく、スマホに無料で速報も入って来ます。
近所のスーパーのチラシは、アプリで見られるし、クーポンも配信されるので、今のところデメリットはありません。
チラシや古紙の整理の手間がなくなり、月々4千円ちょっとの削減になりました。
電車内でスマホに見入る人が多くなり、新聞を読む人を全く見かけなくなりました。
時代の流れは車内の風景も変えて行きます。
ずっと憧れていたフラダンス–––スポーツクラブの無料コースで始めましたが、衣装は意外と高額 (^^;
日々の暮らしの中に、ちょっと良いことがありますように…