雪月風花

整理収納 × ファイナンシャルプランニング

”本当にあった怖い話”とかに出てくる…

f:id:mimosa2005:20190729220309j:plain 連日、暑いですね

 

この時期、テレビ番組で恒例の怖~い話。

何も知らずに引っ越したら、毎夜、不気味な音と共に何かが……

後で、事故物件だと知りました…という設定、よくありますよね。

 

自殺や殺人があった物件の場合、不動産業者は、「告知事項あり」として、その旨を、購入・賃貸希望者に伝える義務があります。

違反すれば訴えられたり、契約取り消しもありますが、一度、入居すれば、以降の売買・賃貸の際に、告知義務はなくなります。

そしてやはり、大抵は相場より、ちょっと安め…です。

 

 

近所に、不思議な一区画がありました。

ひっそりと古い数件の家が建っていて、車が一台あり、無人ではなさそうなのに、いつ通りかかっても人気が感じられないのです。

ところが、昨年末辺りから、その一帯が順次取り壊されて、数件の建売住宅が建ちました。

 

そして、8年前に、親族が集まって住んでいた家のうち一軒で殺人があった、いわゆる告知物件だったと知ったのです。

 

春先のある休日、仲介業者の若い社員さんが、その一棟の前に座り、とても暇そうにスマホを見ていたので、「買う予定はないけど、新しい家の設備に興味があります~(←本当!)」と言ったら、その日は内見予約も入っていないので…と快く、まだ売約済みではない2~3棟を案内してくれました。

 

きちんとお祓いをしてから建設し、相場よりもやや安めの値付けになっている、殺人といっても、介護疲れのせいだったので、既に購入した人は納得している、とのことでした。

その後、消費税増税前ということもあってか、次々と契約が決まり全棟完売となったようです。

あっという間に、窓々にカーテンが掛かり、車や自転車が停められ、子供の姿も見えるようになりました。

時が止まっていたかのような一角に、また活気と笑顔が溢れますように…!

 

 

日々の暮らしの中に、ちょっと良いことがありますように…